富士山
(3月20日から休んでいましたが、時間に少しゆとりが出ましたので、復帰させて頂くことにしました。 よろしくお願いします。)
私の住んでいる古マンション8階の南西に向いた居間から富士山が見えます。
もう随分長い間住んでいるのに、幸運にも、この居間と富士山の間に視界を遮る建物が建たなかったので、その秀麗な姿を遠望することができます。特にお天気の良い日、夕暮れ、夕日が稜線に沈んでいく時、富士山は幻想的なシルエットを見せてくれます。
昭和30年代、北海道の港町O市の高校生だった私は、日本の霊峰富士山を見たことがなく、本で読んだり写真で見たりするたびに、一度でいいから見てみたいという強い思いを持っていました。
私だけでなく、まわりの子供達はほとんど富士山を見たことがなく、あるいは大人達も富士山を実際に見たことがあるという人は非常に少なかったのではないでしょうか。当時の交通事情では、東京まで出掛けていく人はあっても、富士山が見えるところまで足を伸ばす人はあまりいなかったでしょう。
私達の高校生活最後の大イヴェントは本州への修学旅行。東京から箱根へ回り、今考えれば、多分熱海あたりから列車に乗り京都へ向かったと思われます。富士山の見えるところにさしかかった時、「わあ、富士山だ」と全員が歓声をあげて、右側の車窓に殺到したのを、今でも鮮明に覚えています。
東京に職を得、富士山が近い存在になって、子供の頃の“富士山を見たい”という思いは、いつか“富士山に登ってみたい”という思いに変わっていきました。
昨年12月5日のブログで書いた“28歳で急死した親友”は慶応のワンゲルで、彼に連れられて蓼科山に登った時、富士山頂へは是非彼に連れて行ってもらおうと密かに心に決めました。
彼の急死でそれは実現できず、その後仕事や都会生活の忙しさの中で、思いを果たせないまま、四十年が過ぎてしまいました。
乙女峠から見た富士山、朝霧高原から圧倒される思いで仰いだ富士山、5合目まで車で行って真近に見た登山道、富士山が極く身近な存在になっても、ついに頂上をきわめることはできませんでした。「もう無理だろうな」というあきらめの気持ちを今残念な思いで受け入れています。
晩秋、大気ガ厳しい冷気に引き締まる時、富士山は冠雪します。冬の始まる頃にはすっかり雪に覆われ、真っ白なすっきりとした姿を見せてくれます。
遠くから見る富士山には、白い衣装が一番似合うようです。
通勤電車から、あるいは居間から、ごく日常的な風景として富士山を眺めている、数十年前とても想像できなかった今の環境を、不思議な気持ちで受け止めています。
半都会人
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コメント
始めましてしらゆきひめと申します( ^ー^)
私も昼の仕事お休みしていて、時間に少し
ゆとりが出来人様のブログ色々見てまして
訪問させて頂きました。
富士山が家の中から見えるてステキ
私は大阪なんですが、中学の修学旅行が関東方面で
たしか電車の中から見てしかも、曇ってて
よく見えなかったです。
友達と富士山には絶対登ろうって約束してるんです
富士山は日本一ですものネ
又お邪魔させて頂きます
投稿: しらゆきひめ | 2007年4月24日 (火) 10時09分