期待が持てる
山梨県のゴルフ場Kカントリークラブは、景色の素晴らしさでは、私の知っている100位のゴルフ場の中で、ベスト5に入る。
初めて訪れたとき、クラブハウスからの雄大な景観に圧倒された。
前面に南アルプス、後ろに八ヶ岳、左手に富士山を遠望でき、コースの適度な起伏とプレー後の温泉風呂に満足していた。
ところが、このゴルフ場が破綻した。高価な会員権が紙くずになってしまった。
破綻の原因は何か? バブル崩壊後あちこちのゴルフ場で起こった、バブル期の無茶な事業拡張など放漫経営のツケ、このゴルフ場も同様の道を辿ったようだ。
債権者会議ではいろいろあったが、結局あの雄大な景観に恵まれた地形の良いゴルフコースを是非立ち直らせたいという企業が現れ、多くのメンバーがそれを支援するという形で、名前も新しく、再生のスタートを切った。
美しい地形だけれど、ゴルフコースとして一つ大きな問題があった。それは芝。
ひと頃、冬でも青々としたベントグラスのフェアウェイが流行った。当ゴルフ場もその流れに乗っかったのか、フェアウェイにこの種のベントグラスを張った。最初はよかった。やがて、コースの水捌けの悪いところから芝が枯れはじめ、荒地化が進んだ。当地の気候にこのベントグラスが合わなかったのか。経費をケチリ、グリーンキーパーに専門家を置かなかったのも、大きな要因と云われている。
どんなに景観が良くても、地形が良くても、砂漠のようなゴルフコースは良いゴルフコースとはいえない。ゴルフ場の評価は下がり、人の足も遠のく。
債権者会議では、ゴルフコースの再生の仕方も論議された。標高700Mに位置しているにもかかわらず、夏にはかなりの暑さになる当地の自然条件には、強い野芝の方が合うのではないか。私を含め何人かが強く主張した。そのせいか、昨年野芝への張替えが行われた。
もし、芝の生育状況が好ければ、今年は大いに期待が持てる。
プレーの後に、温泉風呂から眺める甲斐駒の勇姿が今から楽しみ。
半都会人
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